第67巻第1号
地中送電設備の劣化診断技術とアセットマネジメント

  • 概要
  • 近年の電気事業を取り巻く環境は、電力需要の飽和傾向が見られる中、各電力会社では設備の拡充・増強より、設備維持に重点を置いた運用が必要になってきている。 地中送電設備においても、高経年設備の割合が年々増加していく中で、設備維持コストを抑制しつつ、将来的なリスクを減らし、いかに信頼度を維持していくかが求められている。 このような背景から、設備の状態把握を目的とした劣化診断技術や、効率的に設備維持を図るアセットマネジメントの重要性が高まっている。
  • 本報告書では、地中送電設備に対する劣化診断技術や、アセットマネジメントの動向について調査を行うともに、地中送電設備におけるアセットマネジメントのモデル例を示し、  今後のアセットマネジメント検討に当たっての考え方を取りまとめた。 具体的には、
  • 1.設備実態と劣化事象を把握するため、国内11電力会社における設備種類別、経年別の設備量を調査するともに、各設備の不具合事例とその要因について調査し、取りまとめた。ここでは、初めて国内の地中送電設備の経年設備量分布を取りまとめている。
  • 2.劣化診断技術に対する調査では、ケーブル・接続部の国内外で研究開発や実用化されている劣化診断技術を調査し、その動向を取りまとめた。
  • 3.アセットマネジメント検討において、評価で主要因の一つとなるリプレイス技術について、新技術のほかケーブルの布設工法や撤去工法についても調査し、リプレイスの動向とともに取りまとめた。
  • 4.地中送電設備におけるセットマネジメント検討においては、いろいろな分野で行われているアセットマネジメントの動向や手法を調査するともに、地中送電設備におけるアセットマネジメントでの考え方を取りまとめ、地中送電設備でのアセットマネジメントモデル例を示した。

発刊:平成23年

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