第69巻第1号
ICT利活用による電力設備保守・運用業務の効率化

  • 概要
  • 電力会社においては,電力設備の保守・運用業務の円滑な遂行を目的に,情報通信技術を活用したシステムを導入して,業務効率化と高度化を図ってきた。しかし,急速な情報通信技術の発展,いわゆるICT(Information and Communication Technology)の発展と普及により,ICTを利活用することで現在の業務の更なる効率化に貢献できる可能性が高く,電力会社におけるICT利活用について検討する必要がある。
  • 本報告書では,ICT利活用事例およびICT利活用関連技術動向を調査し,電力設備の保守・運用業務へのICT適用方法と,業務効率化の可能性について検討を行い,以下のように取りまとめた。
  • はじめに,第2章では,電力会社11社において過去10年以内に導入されたICTを利活用した各種システムの実態調査を行い,導入の効果と今後の課題などについて取りまとめた。第3章では,電力会社で利活用が期待できる最新のICTと,電力会社でも応用することで適用が可能と考えられる他業界の事例について調査するとともに,適用した際の留意すべき事項および標準化動向について取りまとめた。最後に,第4章では,第2章で得られた将来の期待像などを踏まえ,安心安全の確保などの時代背景や共通認識を考慮し,ユビキタス化,自動化,連携統合化を将来求められるコンセプトとして整理した。これに,第3章で得られた最新のICTと他業界での活用事例を組み合わせつつ業務革新も考慮して,設備保守・設備運用,業務支援,災害対応の各場面でのICT利活用による効率化について検討し,電力会社におけるICT利活用による業務効率化の可能性の提言として取りまとめた。

発刊:平成25年

目次のPDFを見る

(C)Copyright 2001-2008 Electric Technology Research Association. All Right Reserved.