水車・ポンプ水車および付属装置の工場検査基準については,昭和57年に発刊された電気協同研究第37巻第6号「水力発電所機器据付検査基準・水力発電所現場試験指針」との整合や水力発電所機器の工場検査の標準化等を図ることを目的に平成元年に発刊され,これまでに水車・ポンプ水車および付属装置の工場検査に広く活用されている。
発刊から30年以上が経過する間に,最新機器の導入,製造者生産体制のグローバル化が進み国外製作される機器が増加している。また,関係する指針類,JIS・JEC・JEM等の規格類が改訂されている。
本工場検査基準では,近年の検査・製造実態の動向を踏まえ,「発電事業者の水車工場検査立会い・審査業務の効率化」および「製造者の検査業務省力化によるコストダウン」の趣旨に沿って改訂し「水車・ポンプ水車および付属装置の工場検査基準(改訂版)」としてまとめた。
8月発刊予定