配電部門は膨大な配電設備を有し,維持・運用を日々行っている。これらの配電設備の多くは,今後本格的に経年対策を要する時期を迎えることから,安全安定供給の観点からも着実に対応していく必要がある。
一方,少子高齢化に伴う更なる人材不足が見込まれ,電力の安全安定供給を将来にわたって実現していくためには保安と工事の両面で高度化・省力化を行っていく必要がある。
近年, AI,ロボット,センサデバイスなどの実用化が進み,各業界で業務の高度化・省力化が加速している。電力分野においても,これらの技術を活用して電気保安水準の維持向上と生産性向上を両立するいわゆる「スマート保安」の推進が強く求められている。
こうした背景の下,本研究では,各一般送配電事業者が有する工事・保安に関する知見や取り入れている先進技術を調査・整理した上で,電力業界に限らず他業種も含めた先進技術の調査と検証を実施した。これにより,工事・保安の高度化・省力化に向けた課題や方向性を示し,具体的な取組みを提言した。
4月発刊予定